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 円高と円安とは


外国為替の世界に触れるにあたって、最も理解しにくいのが「円高」と「円安」という概念かもしれません。

それではさっそく問題ですが、1ドルが105円から100円に進んだ場合、これは「円高」でしょうか? それとも「円安」でしょうか?
「単純に円の値段が下がった(=安くなった)から、『円安』じゃないか」とお思いの方も多数いらっしゃることでしょうが、答えは「円高」です。
では、どうしてこのようなケースを「円高」というのでしょうか?

この点については、日本人の立場で考えるよりも、アメリカ人の立場で考えてみたほうがわかりやすいかもしません。
1ドル=105円だったものが1ドル=100円になるということは、それまで1ドル払えばその対価として105円受け取れていたものが、同じ1ドルで100円しか受け取ることができなくなったということです。言い換えれば円の価値が5円分だけドルに対して相対的に高くなった、ということになります。こう考えると、1ドル=105円→100円という値動きが「円高」であるということが理解しやすいのではないかと思います。

反対に、1ドル=105円→110円という動きのような「円安」の場合は、それまで1ドル払えば105円受け取れていたものが、さらに5円上乗せして110円も受け取れるようになったということですから、つまり5円分だけ、円の価値がドルに対して相対的に安くなったというわけです。

ところで、当社の『外貨ネクスト』をはじめとする外国為替保証金取引は、「米ドル・円」や「ユーロ・円」などの対円取引の場合、売買の対象は米ドルやユーロなどといった「外貨」となっております。したがって、「米ドル・円」の“買い”というのは、(対円で)米ドルを買っているということを意味していますし、また「ユーロ・円」の “売り”というのは、(対円で)ユーロを売っていることを意味します。

外貨の価値が円に対して相対的に高くなるということは、外貨の“買い”から始めた場合であれば、安いうちに買っておいた外貨を高値で転売することができるわけですから、結果として利益が発生しますし、反対に外貨の“売り” から始めた場合は、安く売ってしまった外貨を高値で買い戻さなければなりませんから、当然に損失が発生します。

もちろん、外貨の価値が円に対して相対的に安くなれば、これとは逆の損益が発生するわけです。  
つまり、売買の対象は外貨であるにもかかわらず、「円高」・「円安」というように日本円を基準にして値段の高低を考えるから難しくなってしまうわけで、ここで「ドル高」とか「ユーロ安」というように外貨を基準にして値段の高低を考えれば、より直感的に理解しやすくなるものと思われます。



 
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