(2)J-REITは会社型投資信託
J-REITは言うならば、不動産投資専門の会社です。その会社の
株式(投資口)を購入することによって、不動産投資からの収益を
配当として得ることができる商品です。投資信託は契約型と会社型に分類され、投資信託のほとんどは契約型(信託銀行を使うタイプ)ですが、J-REITは会社型(投資法人という法人を使うタイプ)の投資信託です。不動産投資専門の会社というのがこの投資法人なのです。
投資法人は借入金と投資口(株式のようなもの)の発行によって資金を調達し、その資金で不動産を取得していきます。投資法人は、不動産の保有や運営といった業務を行うことはできますが、それ以外の業務を行うことはできません。また、従業員を雇用することもできません。投資法人という投資信託のための特殊な法人であるために、こうした制限があるのですが、一方で、法人税等が課税されない等の特例措置(配当可能利益の90%超を分配することで分配金を損金算入できる)が適用されます。
実際の不動産の運用業務(不動産の投資判断や取得・運営、事務処理等)や管理・運営業務は従業員のいない投資法人が行うことはできませんので、すべての業務は外部に委託することになります。運用業務は投資信託委託会社(アセットマネジメント会社)へ、不動産の管理・運営業務についてはプロパティマネジメント会社に委託されています。