マンション投資では、事業用のローンなどを活用することによって、全額を自己資金で用意することができなくても、投資することができます。また、現在の低金利の状況を活かすことによって、少ない投資金額で高い利回り(レバレッジ効果)を期待することもできます。
レバレッジとは、「てこ」のことをいいます。「てこ」は小さな力で重いものを動かす道具です。レバレッジ効果とは、「てこ」のように小さな資金で大きな利益(リターン)を得ることをいいます。では、具体的にその効果を見ていきましょう。
例えば、物件価格が5,000万円、家賃収入が400万円の場合、全額自己資金で用意すると、投資額の5,000万円に対する表面利回りは、8%(400万円÷5,000万円×100%)となります。これに対して物件価格5,000万円の80%の4,000万円を金利3%で借入れした場合はどうなるでしょう。家賃収入は400万円ですが、経費として借入金の金利が120万円(4,000万円×3%)かかるので、手元に残るのは280万円となります。この場合、投資額の1,000万円に対する表面利回りは28%(280万円÷1,000万円×100%)となります。
上のとおり、借入金を増やすことによって利回りが大幅に上昇しました。現在の低金利の状況においては、期待できる利回りよりも借入れのための金利の方が低いため、レバレッジ効果をうみやすいといえます。
ただ、借入額を多くした方が、高い利回りが望めるかもしれませんが、その裏側にはリスクがあることを知っておく必要があります。具体的には、金利が上昇した場合が問題となります。金利の上昇によって、家賃の収入よりローンの返済額の方が上回ってしまうといったこともあり得ない話ではありません。ある程度、自己資金(現金)の比率を高くしておいた方が安全といえるでしょう。