預貯金の利率が0.1%にも満たない低金利の状況が続いています。例えば、100万円を1年間預けたとしても、利息は税引き前であっても1,000円程度しかつかないことになります。つまり、預貯金だけではお金を増やすことが難しい状況が続いているのです。さらに、2005年4月よりペイオフが全面解禁となり、普通預金や当座預金も金融機関の破綻時には元本1,000万円までとその利息分までしか保護されなくなりました。お金を銀行に預けてさえすれば安心だった時代はもう過ぎ去ってしまったといえます。
また、社会の構造が確実に変化してきています。年功序列賃金制度から能力給制度への転換、公的年金制度の見直し等・・・将来の収入の予想がつきづらくなってきています。
特に、老後資金については自助努力による準備の必要性が高まってきています。
例えば60歳の男性は、平均で約22年間生きるというデータがあります(厚生労働省平成16年簡易生命表)。そして、平成16年度の生命保険文化センターの調査によると、ゆとりある老後の生活費として、毎月約38万円が必要というアンケート結果が出ています。
つまり、60歳で退職し老後ゆとりある生活を送るためには、毎月38万円を22年間、約一億円の生活費が必要になるのです。この老後の生活費は、いままでは厚生年金などの公的な年金である程度まかなうことができました。
しかし公的な年金は、ここ数年少子化高齢化などを理由に、給付額の削減や年金支払開始年齢の引き上げといった制度の見直しが行われています。公的な年金だけに頼っていては、老後を豊かに暮らすのは難しいといえるでしょう。自分の老後資金は、自分自身である程度準備していく必要があるといえます。