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個人向け国債とは、正式名称を『個人向け利付国庫債券』と言います。通常の国債は個人でも法人でも購入することができますが、個人向け国債は個人しか購入することができません。
ではなぜ個人しか購入することのできない国債が発行されるようになったのでしょうか?
それは、毎年大量に発行される国債を円滑にかつ確実に発行していくためには、幅広い投資家層に国債を購入してもらう必要があったからです。
日本では欧米諸国に比べて個人が保有する国債残高の比率が小さく、日本国債の購入者はそのほとんどが国内の金融機関となっています。今後も国債を安定的に消化していくためにはもっと個人に国債を買ってもらう必要があったことから個人専用の国債が発行されることになりました。
そのため個人向け国債には、個人が購入しやすいように様々な工夫がされています。
その最大の特徴は、元本と最低利回りが国によって保証されていることと言えるでしょう。例えば、満期前に現金が必要な時、個人向け国債は国が買い取ってくれますが、国債の場合はその時の時価での売却となるため、元本割れとなる可能性があります。また、経済環境の変化によって金利が下がった場合でも、個人向け国債は最低0.05%の利率が保証されるようになっています。
ただし、良いことばかりではありません。元本と最低利回りが国によって保証されている代わりに、個人向け国債の金利水準は通常の国債の金利水準よりも低めの設定となっています。また、定められた期間は原則として中途換金ができません(個人向け国債の商品性についてはStep2で詳しく説明します)。
国債も新型窓口販売方式が導入されるなど、今までよりも購入しやすくなってきています。個人向け国債と国債の長所、短所を理解して自分の投資目的、資金の性格に合ったものを選べるようになりたいですね。
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