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Step3: 運用商品の違いをキチンと理解しよう!

その11: 外貨建て商品を活用するメリット・デメリット

外貨建て金融商品とは?

 円を米ドルやユーロなどの外貨に換えて行う金融商品をいいます。商品の種類としては預金や投資信託株式債券など円建て商品の品揃えとほぼ同様です。

外貨資産を持つ重要性

 資産運用ではアセットアロケーションが非常に重要です。その中でも外貨建てのアセットクラス(資産クラス)を持つことは、日本のような資源の乏しい貿易立国にとっては重要と考えられます。円貨だけしか保有していなければ、円安になり輸入物価があがることで購買力が下がってしまいます。こういった面からも、資産に外貨を組み入れることが考えられます。

外貨建て金融商品のメリット・デメリット

 外貨建て金融商品のメリットとしてまず挙げられるのは、外貨建て金融商品の金利水準でしょう。外貨建て金融商品の金利は、各通貨の母国の金利水準が反映されています。日本の低金利と比較をすれば金利の高い外貨建て金融商品は魅力があるわけです。また、外貨建て金融商品の最大の特徴は為替の変動です。預け入れ時のレートから円安に為替が変動をすると為替差益を得ることができるのです。ただし、逆に円高に為替が変動した場合には為替差損を被ることになります。外貨建て金融商品は、為替の予想が外れた場合には大きな損失に繋がるリスクがあることを理解しておかなければなりません。

 為替レートは各国の経済や政治情勢、貿易収支、市場動向など多岐にわたる要因により変動します。中には投機的な動きなどもあり、必ずしも理論どおりにはならないということも覚えておく必要があります。いずれにせよ長期的には二国間の経済・政治的動向に影響される傾向にあります。

コストは無視できない

 外貨運用をする際に、無視できないのはコストです。外貨運用は円貨を外貨に交換し、最後には外貨を円貨に戻します。この外貨の「買い」と「売り」の段階で為替手数料がかかることが一般的です。この為替手数料は金融商品の種類や販売会社により異なってきます。例えば米ドルの外貨預金の場合では、1米ドルにつき片道1円、往復で2円の為替手数料が一般的です。

 金融機関の店頭などで外貨預金の高金利だけが強調されている感もありますが、手数料だけで往復2円もかかるとすれば、下手をすると金利分は無くなってしまう恐れもあります。ましてや、為替差損を生じるような場合は損失も大きくなる可能性があります。表面上の高金利にだけ目を奪われるのではなく、あくまでも「手取り」で計算をしてみることが外貨運用では大切です。

投資目的や使い勝手のよさなどで商品を選ぶ

 例えば、米ドルの外貨預金は為替手数料が片道1円程度で預け入れると中途換金はできません。流動性に欠けており、急な資金が必要なケースには対応ができないというリスクがあります。これに対し外貨建MMFなどは、為替手数料が片道50銭程度でいつでも換金ができるというメリットがあります。外貨建運用は、為替の変動が伴いますのでできれば流動性が高い商品を選択した方が良いでしょう。最近では、外国為替証拠金取引(FXなどとも呼ばれている)という商品も注目を浴びています。

 外貨運用を行う場合は、数ある商品の中から自分の投資目的や使い勝手、リスク、コストの面などから選択することがポイントです。

text: 株式会社フィスコ

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