Step3: 運用商品の違いをキチンと理解しよう!
その9: 債券投資のメリット・デメリット
●債券とは
債券とは、国や地方自治体、企業などが投資家から資金の借り入れを行う際に発行する借用証書のようなものです。資金の借り入れを行っているのですから、それに対する利息と満期には額面金額(借入金に相当する)を償還しなければなりません。
●債券投資のメリット・デメリット
債券は、基本的に発行時に定められた利率(クーポンレート)に基づき償還まで利息(クーポン)が支払われる「固定金利」の金融商品です(変動金利型・個人向け国債、割引債を除く)。利息の支払に加え、償還時(満期日のこと)には額面金額(債券の券面に記載された金額、借入金額にあたる)にて償還されますので、償還まで保有すれば額面金額と利息を確保することができます。また、債券は流通市場において売買取引が行われていますので、償還まで保有せず、期の途中で売却をし、売却益を得ることもできます。しかし、中途換金時の債券価格が下がっている場合は、売却損を被る可能性もあります。
●いろいろな債券投資のリスク
債券投資を行う場合には、次のようなリスクに注意をしなければなりません。
| 債券投資を行う場合には、次のようなリスクに注意をしなければなりません。 |
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価格変動リスク
市場の金利変動に応じて債券価格が変動するリスクです。
通常、市場金利が低下した場合は、投資家の資金は有利な投資対象にシフトするため、表面利率の高い債券に人気が集まりその債券の価格は上昇します。債券の表面利率は額面金額に対しての利率なので債券価格が上昇をすると結果的に利回りは低下します。反対に、市場金利が上昇した場合は、より有利な投資対象へ投資家の資金はシフトするため、不利な債券は人気がなくなり価格は下落します。そして利回りは上昇することになります。
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デフォルトリスク
信用リスクともいいます。発行元の財務状態が思わしくなく、利払いや償還が遅れたり、支払不能となったりするリスクです。投資をする場合は、格付機関の情報などが重要です。
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途中償還リスク
償還期限よりも前に、強制償還が行われてしまう場合、当初予定していた運用ができなくなってしまうというリスクです。
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為替変動リスク・カントリーリスク
外国債券に投資をする場合、注意すべきリスクです。外国債券のうち、外貨で利払いや償還が行われる「外貨建て債券」では、為替相場の変動により為替差損を被る場合がありこれを「為替リスク」といいます。また、投資した先の国の経済・政治・社会情勢などを原因とした価格変動リスクを「カントリーリスク」といいます。
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●「個人向け国債」ってどんな商品?
個人向け国債とは、購入対象者を個人に限定した国債です。変動金利型と固定金利型の2種類があります。中途換金時には、日本国政府が額面金額を基とした金額にて買取をしてくれるので、一般の債券にように中途換金による売却損を被ることはありません。ただし、所定の税引き前利息相当額が額面金額を基とした金額から差し引かれるため、短い期間で中途換金を行うと受け取り金額が投資金額を下回る場合があります。