Step3: 運用商品の違いをキチンと理解しよう!
その8: 株式投資のメリット・デメリット
●株式投資とは
株式とは、企業が事業資金を調達するために、発行する有価証券です。投資家は株式を購入、出資することで株主となります。株主は、株式を発行している企業に対し出資をしているわけですから、企業は投資家に対しての償還義務はありません。株式に投資をするということは、株主としての権利(株主権)を取得することを意味するのです。
| <主な株主権> |
| (1) |
経営参加権・・・株主総会に参加し、持株数に応じた議決権を行使することができる |
| (2) |
利益配当請求権・・・持株数に応じて企業に利益の分配を受けられる権利 |
| (3) |
残余財産分配請求権・・・会社が解散をした場合、持株数に応じ残余財産の分配を受けられる権利 |
●株式投資のメリット・デメリット
株式投資での収益としてまずキャピタルゲインがあります。これは保有している銘柄を売却することで得られる利益をいいます。購入したときの株価より売却時の株価が高ければその差額がキャピタルゲインとなるのです。それから、もう一つ配当金による利益があります。配当金は、企業が得た利益の中から、株主に対して分配されるものです。これをインカムゲインといいます。
株主優待は特に最近注目をされています。どのような優待を受けるかというと企業が株主に対し自社製品や優待券などを持株数に応じて配布するというもので、特に飲食系や航空会社などの銘柄に人気が高いようです。
一方、株式投資にはデメリットもあります。一言で言えば投資に対するリスクが非常に大きいということです。株式はその価格が日々変動します。保有している銘柄が思惑どおり大きく株価を上昇させた場合などは、売却することで大きな利益を得ることができます。しかしその反面、思惑をはずれ株価が大きく下げた場合には、大きな損失を被ることもあるのです(キャピタルロス)。また、配当についても企業の業績や方針によっては、支払がない、無配当ということもあります。そして最悪の場合は、保有している企業の倒産ということが考えられます。株式投資は、あくまでその企業に対し出資をしているのですから、倒産をした場合には、その株式の価値がゼロ、つまり紙くず同然になることもあるということを覚えておかなければなりません。株式投資とは、ハイリスク・ハイリターンであり、リスクをコントロールできるだけの知識が必要とされてきます。
●国内株式だけではない投資対象
株式投資の対象となる、銘柄は日本国内のものだけとは限らず、外国株式もあります。外国株式の場合は、価格変動リスクに加え為替の変動によるリスクにも注意をしなければなりません。
●今注目のIPO株
IPO株とは新規公開株式を意味します。つまり、非上場の会社が新規に株式を証券取引所に上場させ、広く一般投資家からの出資を募ることです。新規公開にあわせ、新たに株式を発行することを「公募」、既にある株式を市場に売り出すことを「売出し」といいます。新規公開株の価格を決めるのに、「ブックビルディング方式」を採用していることも特徴のひとつです。将来性の高い銘柄が多いのも確かですが、株式公開後の業績や成長性などについては未知数ですから、リスクもそれなりに高いといえます。