Step1: 投資信託ってどういうものなの?
その9: 投資信託のリスクってなに?
投資にはリスクがつきものですが、投資信託にもリスクはあります。投資信託は国内外の株式や債券、不動産などを投資対象としています。投資対象により収益を期待できる半面、損失を被ることもあります。ここでは、投資信託にはどのようなリスクがあるのかをご説明しましょう。
●価格変動リスク
投資対象としている株式や債券、不動産などの市場価格が変動することにより、基準価額が変動するリスクです。
●金利変動リスク
債券を投資対象としている投資信託の場合のリスクです。債券とは、金利の変動により価格が変動します。例えば、ある国債を保有しているとします。市場金利が上昇し、この国債の利率より高くなると、市場の資金はより有利な投資対象へと移っていきます。するとこの国債の人気は下がり売られますので債券価格は下落します。逆に市場金利が下がりこの国債の利率より低くなれば、この国債の人気は上がり買いたい人が増えますので、債券価格は上昇していきます。
<金利と債権価格の関係>
金利の上昇 → 債券価格の下落(債券利回りの上昇)
金利の低下 → 債券価格の上昇(債券利回りの低下)
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●為替リスク
投資信託には外国の株式や債券などに投資をしているものもあります。外貨建ての資産に投資をする場合は、為替の変動により基準価額は影響を受けることになります。単純に為替だけで考えれば、円安になれば利益、円高になれば損失が発生します。これを為替差損益といいます。例えば外貨ベースでは収益が上がっていたとしても、その通貨に対し円高に振れれば、円ベースでは損失が発生することもあるわけです。逆に外貨ベースではマイナスになっていたとしても大幅に円安となれば円ベースではプラスになることもあります。本来の資産の価格の動きとは別のリスクが為替リスクなのです。
●信用リスク
信用リスクとは、債券を発行した国や企業などが財務状況の悪化などから、債券の償還などが滞ったりできなくなることをいいます。デフォルト(債務不履行)リスクともいいます。格付の低い債券に投資をしている投資信託にあるリスクです。
●倒産リスク
これも信用リスクの1つと言えますが、株式の発行会社が倒産すれば投資額が戻らない可能性があります。
●カントリーリスク
外国の債券に投資をする場合に、その国の経済・社会情勢などに債券価格が影響を受けるリスクをいいます。
●ファンドマネージャーリスク
ファンドマネージャーの交代などに伴うリスクです。運用方針が変わることがあるかなどを確認しなければなりません。
投資信託は、様々な投資対象に分散投資ができるメリットがありますが、投資対象が広ければリスクも様々なものがあるということをしっかりと認識しなければなりません。これらのリスクをしっかりと踏まえて、上手に活用をしていきたいものです。