Step1: 投資信託ってどういうものなの?
その7: 分散投資こそ投資信託の特長
投資信託のメリットのひとつに分散投資運用ができる、ということを「5.投資信託のメリット」で述べました。投資信託の大きな特長である分散投資について、ここではもう少し詳しくご説明をしていきましょう。
資産運用を行ううえで、収益を得る反面、損失を被る可能性もあります。誰しも、なるべくなら損失を抑え、効率よく収益をあげたいと思うものですが、効率よい運用に分散投資が有効とされています。
投資運用の世界では「一つのカゴに卵を入れるな」という言葉で、分散投資の重要性を説いています。これは、一つのカゴに卵を入れてしまうと、カゴを落としてしまった場合全てが割れてしまう、ということですが、投資に置き換えて資産を一つの投資対象に集中させてしまうと、その投資対象に大きな値動きが起これば大きな損失を被りかねない、だからカゴは分けましょう、という教訓です。「カゴ」は投資対象。カゴを分けるというのは、つまり資産をひとつに集中させるのではなく、分散させなさい、ということです。
投資家は投資信託を利用することで、この分散投資を少額資金ですることができるわけです。多くの個人投資家が自身で分散投資をしようとしても、資金的に数銘柄程度の分散しかなかなかできないものです。投資信託の場合は100超の投資対象に分散をしているものも多くあります。
資産運用ではアセットアロケーションが重要です。例えば国内株式を対象に複数の銘柄に投資をした場合、複数の銘柄を保有するということでは分散投資といえますが、アセットアロケーションの点からみれば「国内株式」という資産クラスにのみ資産を配分していることになります。これでは相場変動の影響を受け、常に損失を被る可能性にさらされることになります。これに株式とは逆の動きをする債券を組み合わせることで、リスクをコンロトールすることができるようになります。資産クラスの分散投資が大切だということです。
投資信託は幅広い投資対象で運用を行っています。国内外の株式や債券、不動産等、先進国からエマージング市場まで様々です。運用方法や投資対象の違いから生じるリスクを理解し、商品選択および組み合わせをすることで効率よい運用が可能となる、これが投資信託の醍醐味なのです。