Step1: 投資信託ってどういうものなの?
その6: 投資信託のデメリット
メリットばかり取り上げてきましたが、投資信託にもデメリットはあります。下記の点は「2.預貯金とは何が違うの?」で説明しましたのでご覧ください。
●投資信託は元本保証されていない
●コストがかかる
さらに、多くの投資家から多額の資金を集める場合が多いので、次のようなこともデメリットとして挙げられます。
●投資対象が限られる
投資対象として妙味があっても、多額の資金が入ることで値が大きく上がってしまう市場・銘柄への投資は差し控えられます。こうした市場・銘柄は投資信託の運用者が売ろうとした時に大きく値崩れしたり、場合によっては売れない場合があるからです。「池にクジラが泳ぐ」とも例えられますが、流動性のない商品への投資は、投資信託には向きません。
したがって、個人投資家が好む新興市場株などでは、たとえ将来性が見込まれる銘柄でも、流動性が低い場合は投資対象から外される場合が多いのです。
また、個人投資家とは次のように異なる評価方法を取ります。
●絶対評価ではなく相対評価
日本株の株価指数にTOPIXというのがあります。東京証券取引所が日々計算し発表しているもので、 東証第1部に上場する全銘柄の毎日の時価総額(全上場株をある日の終値で評価したものの合計額)を基準日の時価総額で割って算出されます。日本株を扱った投資信託では、このTOPIXよりもうまく運用できたかどうかを、その成果として表すことが多いのですが、こうした成果を計る対象をベンチマークと表現しています。
ということは、たとえばTOPIXが大きく値を崩した期間に運用した投資信託の成果がTOPIXよりはうまく運用したものの、運用損を生じている場合があります。TOPIXと比較した相対評価としては合格ですが、運用損ですから絶対評価では不合格ということになります。
こうした場合、運用会社としては合格ということになるのですが、投資家としては大いに不満の残る結果ですね。(「12.インデックスファンドとアクティブファンドどちらを選ぶ?」を参照)