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「チャートで未来を予測することは出来るの?」 ( 2月24日 10:00 )

【はじめに】
 株式やFX投資で「チャート」を(で)解説することが多いです。実際にチャート分析をすれば、いつも先の株価やレートが分るようになるのでしょうか?結果を先に申し上げれば「ほとんど不可能に近い」と思います。
 試しに、過去の株式の個別株のチャートを半分目隠しをしてチャートを引いて見てください。仮に8割9割とズレが無かった人はそのまま続ければ良いと思います。しかし、大半の方は良くても5割の正解率ではないでしょうか。単純に利幅が同じで確率が5割ですと手数料と税金分損することになってしまいます。

では、何故チャート分析がここまで紹介されるのでしょうか? 

【トレンド】
 まず、チャート分析である程度有効になるのは「トレンド」です。トレンドとは上昇(下落)基調が継続しているか?
 過去の移動平均線から、ある程度推測することが可能です。日割りで売買するデイトレイダーの方には不要ですが、ある程度長期に投資する人の場合には「まだ下がるかもしれないけど買っておこう」「底入れするまで待とう」という判断材料にする方がいます。
(参考コラム)歴史的な円高に対応するFX投資の魅力

【支持線】
 過去に一旦底値を付けた場合に、再度その値段を割り込まなければ当面、支持線として機能することがあります。
また、支持線と思われた節目を割り込んだ場合には逆に下値の支持線が「上値の抵抗線に変わる」ことがよくあります。短期売買でも有効になりますが、支持線を基準に「上に抜けたら買い」「下に抜けたら売り」という判断材料にする方がいます。
更に「上値抵抗線に近づいたら売り」というような方法もあります。
(参考コラム)歴史的な円高に対応するFX投資の魅力

【役に立たないケース】
 為替介入が昨年ありましたが、そのような突発的な出来事にはチャートは何の効力もありません。経済指標の場合は事前に「起こることが分っているイベント」になりますが、予期せぬ地政学リスクや介入の場合には対処することは誰にも出来ません。
(参考コラム)世界中が注目したFOMC:そのとき為替は?

【纏め:どうすればいいのか?】
 常識的に考えてみても、チャートで簡単に利益が出せるのであれば、苦労する(損する)人は居なくなります。しかしながら、売買の判断材料の1つに使えることもあります。一定のルールやラインで売買をするのも良いでしょう。

株価も為替も短期になるほど「需給」で決まります。その強弱感を見る上ではチャートは分りやすいです。やみくもに売買してしまっては、まず勝つことは出来ません。

 普遍的なルールは「レバレッジを大きくするほど早いロスカットが必須」「思惑と違った場合には即ロスカットする」ことです。
よく「(今回のチャートは)騙しだった」という言葉が使われますが、それを受入られない人は、チャートはおろか短期売買も行なってはいけません。
割り切りと少しでも確率を上げるための手段としてチャートを有効活用してみて下さい。
見通しと違って損切りが出来ずにオーバーナイトして偶然助かることもありますが、大半の方はそれで大きく損をして失敗していることを肝に銘じてトレードをするようにしましょう。

 「欲ばらず」「間違えたら即ロスカット」し「チャンスまで待てる」人が勝ち残れる世界になりますのでチャート分析よりも自己の心理分析のほうが大事かもしれません。

コラムニスト プロフィール

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